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日立オートモティブシステムズ株式会社

「人とくるまのテクノロジー展2019横浜」におきまして、当社では“Moving Forward! 人・クルマ・社会がつながる未来へ”をテーマとして、より安全で快適な自動運転システムを実現する先進技術や電動化技術および高効率なエンジンマネージメントシステムを展示いたしました。

イベントレポート

(協力:Motor Fan illustrated/三栄)

 現在、自動車業界が直面している課題は、“CASE”すなわちConnected 、Autonomous、 Shared、 Electricへの対応だ。

 Connectedとは、クルマをICT端末化してwebと常時接続し、新たなサービスを提供するもの。クルマが一方的に情報を受け取るのではなく、位置情報や走行データをクラウドへと送信し、自動車保険料の個別判定や、事故・盗難時の緊急通報など、新たなサービスを可能にする。ハードウェアはスマートフォンなど既存のものが拡大展開できるため、ビジネスアイデアが勝負になるジャンルである。

 Shared(カーシェアリング)は、いわば「webで予約できる無人貸し出し式レンタカー」。技術的にはすでに可能であるため、需要予測や立地の選定など、ビジネス面でのアプローチが重要となる。すなわち”CASE”の中で、技術開発競争がカギを握るのは、“A”と“E”の2項目となる。

 Autonomous(自動運転)については、すでにスバルのアイサイトや日産のプロパイロットなどで「レベル2(運転支援)」が実現しており、高速道路など限られた環境で自動運転を行う「レベル3」を実現したメーカーも現れている。一方で、自律走行の要素が入る「レベル4」以上では、処理すべき情報が膨大になるため、コンピュータの小型大容量化や冷却性能向上、消費電力削減など、IT機器の普遍的な課題が重要度を増してきそうだ。

 また、“E”の点では、政府は30年度までに企業平均燃費を16年度比で約3割改善させる方針を打ち出しているが、これは内燃機関の効率改善では達成不可能。プラグイン・ハイブリッド車(PHEV)や電気自動車(EV)の早期普及がカギとなるため、電動化技術の高効率化や低コスト化に向けた技術開発には、いっそうのスピード感が求められている。

 シャシー部品から運転支援システムまで、自動車部品を幅広く手がける日立オートモティブシステムズ。今回の出展の目玉は、EV(電気自動車)用インバーターとADAS(先進運転支援システム)技術だ。

 直流しか作ることのできないバッテリーの電流を、モーター駆動用の交流電流に変換すると同時に、交流の周波数や電圧を制御する装置がインバーター。その核心部に使用される半導体(IGBT)は、高温になると動作が不安定になるため、冷却が不可欠。それには放熱面積の確保がポイントになるため、どうしても体格が大きくなりがちだ。今回の製品は、パワーモジュールの内部レイアウトや冷却フィン形状、端子の配置などを工夫することで冷却効率を高め、新世代IGBTの採用により従来製品の約1.6倍の出力密度を達成。アウディ初の量産EV「e-tron」に搭載され、すでに世界の道を走り始めている。

 もうひとつの目玉であるADASは、車線減少時の車線変更や、遅いクルマに追いついた際の追い越し機能を提案。ステレオカメラとミリ波レーダーのセンサーフュージョンによって隣接車線の車両を把握し、高い安全性とスムーズな車線変更を実現する。さらにステレオカメラの優位性を生かし、運転の質を高める「スマートADAS」領域にも着手。カメラ映像と路面の摩擦係数、地図データなどをフュージョンして、低μ路での車線変更やコーナリングの安定性を高める制御や、路上落下物の自動回避、路面凹凸の把握によるサスペンションの減衰力制御などの実証実験も進めている。

注目アイテム

高出力小型インバーターを初出展!!
ー両面直接冷却パワーモジュールとモジュラーコンセプトにより、高出力密度を実現ー

当ブースではアウディ初の量産電気自動車「Audi e-tron」の基幹製品の一つであるインバーターを展示。(5/17プレスリリース)
このインバーターは、EV専用に開発・設計されたもので、高出力密度によって動力性能の最大化に貢献。新型のIGBTを内蔵した小型高効率両面直接冷却パワーモジュールを搭載したことにより、モジュールレイアウト性の向上と従来の当社製品と比較して約160%となる高出力密度を実現しています。

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展示ダイジェスト

ブース


自動運転システム All in One Car

ZEV規制対応で拡大する「電動化技術」、「センシング技術」と「安全制御技術」の協調により実現する自動運転システムを、デモカーに搭載した実機と映像によるバーチャルな演出でご紹介いたしました。 ZEV:Zero Emission Vehicles

自動運転システム

安心・安全で快適な自動運転の実現に向け、日立における自動運転のデモ走行を映像にてご紹介いたしました。

燃費向上エンジンシステム

さらなる燃費向上をめざし、「燃焼」、「熱」、「エネルギー」の各制御システムを含めた次世代の高効率エンジンシステムをご紹介いたしました。

電動パワートレインシステム

EV車両の走行性能(高出力、長距離走行)と利便性(急速充電)向上のための高効率電動パワートレインシステムの取り組みをご紹介いたしました。EV:Electric Vehicles

xHEV用高効率エンジン燃焼制御システム

究極の熱効率による燃費向上とエンジン再始動時の静粛性を実現するxHEV搭載に適した高効率エンジン燃焼制御システムをご紹介いたしました。HEV:Hybrid Electric Vehicles

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